運動音痴で、スポーツが苦手でも、運動の得意分野は持っているもの、7つの分野から探してみよう!
僕(私)は、運動が苦手です。
見るのは好きなんだけど・・・、みんなみたいに、身体をうまく動かせない。
そんな悩みを、持っている方はいませんか?
僕も、スポーツ競技で、いろんな大会へ出場していますが、じつは球技に関しては、ものすごく下手なんです。
野球では、バットに当てられないし、サッカーでボールを蹴っても、どこへ飛んでいくか分からない、ボーリングだって、人並み以下、バレーやバスケも、まったくダメ、
でも、自分自身の身体を使う競技、体幹を使うような競技なら、柔道、空手、スノーボードや、陸上競技なら、自信があります。
スポーツ競技に、得意、不得意があるように、じつは、身体を動かす分野にも、得意、不得意があります。
まずは、自分の身体を動かす、得意分野について、探してみては、どうでしょう。
この記事で分かることは・・・
- 身体を動かす分野にも、得意、不得意がある。
- スポーツは、いくつかの要素がつながり、できている。
- 身体を動かす7つの要素、コーディネーション能力。
運動オンチだから、運動ができない訳じゃない
何か、特定のスポーツが苦手だから、スポーツ全般、身体を動かす事が苦手と思っていませんか、それは、たまたま、自分に合ったスポーツにめぐり会ってなかっただけかも知れません。
遺伝や家系的なものではなく、後天的、環境的なもので変わる
プロのスポーツ選手の方々は、その親もプロ、もしくはプロ並みの運動センスの持ち主だったのでしょうか。
親が何か特定のスポーツ選手という話しは、テレビ等でピックアップされますが、みんながみんなというほど、そこまで多くはありません。
逆に親がスポーツ選手ですが、別のスポーツ、もしくは、まったく違うジャンルへ進む方も、いらっしゃいますし、
親は、特にスポーツをやっていないけど、本人のがんばりで、プロになった選手もいます。
有名な話しだと、野球のイチロー選手ですが、親は有名どころのプレイヤーではなく、ただ野球が趣味だったという事です。
また、冬のスポーツと呼ばれる、スキーやスノーボード、似てる海系の競技を含め、生まれてから成人まで、どちらもやる機会が無い場合、
大人になってから始めるのと、その競技が身近な環境下で生まれ育った場合、プロの選手になる、ならないは別としても、うまいかどうかは、比べるまでもない事で、
同じように、何か特定のスポーツや、似てるような競技、もしくはその動きををしてこなかった場合、その身体の使い方は、苦手、もしくは慣れるまでは、練習が必用となるでしょう。
スポーツは、複数の動作を組み合わせて行うもの
スポーツは、いくつかの要素がつながり、できています。
たとえば、サッカーなら、ボールを蹴る動作に加え、相手のデフェンスを抜く瞬間的判断や、その動作における身体の使い方、走りながらボールを扱う動作、仲間の動きを予測し、つなげていくなど、
柔道なら、動きの中で、相手を崩し、投げ技へつなげる、動きをつなげていく能力や、バランスや体幹力、相手の体格の違いや、右利き左利き、さらには、それぞれの技にも瞬間的に反応し対応していかないと、投げられて終わってしまいます。
ダンスなら、リズム感やバランス能力に加え、身体をスムーズに動かす能力、チームや多人数で行うなら、仲間の位置も把握しないと、ぶつかってしまったり、何か道具を使うなら、それを動きの中で扱う能力も必用です。
たとえば、「自分の身体を扱うこと」に関しては、とても上手くても、そこへ「ボールを同時に扱う」となっただけで、まったく動くことができなくなったり、
逆に、ボールの扱いは下手で、ラケットや道具を使うことが苦手でも、自分自身のバランス能力やリズム感には、とても自信があれば、ダンスやサーフィンなど、うまいかも知れません、
このように、単純にスポーツが苦手な訳ではなく、何か苦手な要素が絡み、その動きがうまくできないため、そのスポーツ競技自体が、うまくできなくなっているだけなのです。
この一つ一つの要素を、コーディネーション能力といいます。
身体を動かす7つのコーディネーション能力
スポーツ運動学の理論に、コーディネーション能力がありますが、コーディネーション能力は、7つの身体を動かす能力からできています。
コーディネーション能力は7つに分類される
- バランス (バランスを取り姿勢を維持したり、崩れても姿勢を立て直すことができる)
- リズム (タイミングを合わせたり、自らのテンポを作ることができる)
- 連結 (筋肉や関節、力と技など、スムーズに身体の動きに合わせて、発動することができる)
- 変換 (状況、状況に合わせた動きに、素早く対応していくことができる)
- 反応 (合図やタイミングに、的確に素早く対応することができる)
- 定位 (相手やボールなど、動く物と自分との位置関係、ゴールの距離を把握することができる)
- 識別 (スポーツ道具や、自分の手足など、力加減をし、精密に扱うことができる)
バランスを取るのが、うまければ、バランス力が高く、ダンスがうまければ、リズム力がある、バスケットボールで、ゴールにボールを入れるのがうまければ、定位力が高いというように、
このそれぞれの、コーディネーション能力が、個人個人において、得意不得意の差となり、スポーツ競技に影響を与えていくことになります。
コーディネーション能力は、高められる
コーディネーション能力は、年齢やその対象者のレベルに合わせて、トレーニングで高めていくことができます。
保育園児や幼稚園児なら、遊びの延長に取り入れたり、小学生の低学年や中学年なら、楽しみながらできるように、高学年や中学生なら、少しレベルを上げてみたり、
もともとできるような能力なら、さらに上を目指したり、苦手な能力でも、続けていくことで、できるようになっていきますが、
やはり、小さい頃から始める方が、身体の成長、発達と合わせて延びるので、身体に与える影響力は高いといえます。
まとめ(運動音痴で、スポーツが苦手でも、運動の得意分野は持っているもの、7つの分野から探してみよう!)
さて、身体を動かす運動能力、コーディネーション能力ですが、
コーディネーション能力は、先に話したように、生まれつきの能力ではありません。
もちろん、全員が同じスタートではなく、天才肌など、多少の差はあるでしょうが、たとえ天才肌でも、何もしてこなかった場合には、それが伸びる事もなく、普通に成長していく事になるでしょう。
それよりも、生まれたあとに、どう成長していくか、どう伸ばしていくかが重要で、
もちろん、赤ちゃんや、小学生では理解できないし、本人が理解できる年齢になる頃では、もう苦手なものは苦手と、選別しているでしょうから、
もし、これからという、赤ちゃんや小学生の保護者なら、ぜひ、コーディネーション能力を高め、いろんなスポーツへ取り組んでもらえたらと思います。
コーディネーション能力を高める方法としての記事もあります。「コーディネーション能力は、遊びや普段の練習の延長で高めることができる」(リンクすると、記事へ飛びます。)
コメントを残す