試験やケガで練習できない!今までの練習はムダになっちゃうの?

中学生になると、よく勉強と運動の両立が大変とか、中間や期末テストの対策をしないと良い成績が取れないなど、とても部活動をがんばる余裕があるのか心配になりませんか?

そして、普段は部活動や、家でのトレーニングをがんばっていても、やはり、テスト期間が近づくと、試験勉強をしない訳にはいきません。

鍛えている身体は、なまけていると、体力も落ち、筋力も落ちてしまうといいますが、

気持ち的には、なまけているというよりも、勉強のために、トレーニングする時間が無くなってしまっているだけなんだと、歯がゆい思いをしている中学生の子供たちへ。

学んだ技術と、体力維持に必要な最低期間について説明していきます。

この記事で分かることは・・・

  • テスト勉強やケガをしてしまい、練習が出来ない期間が出来ても、今までの練習は無駄にはならない。
  • ある程度の期間、筋トレをしないと、筋肉は落ちていくが、落ちにくくする方法はある。

スポーツ技術と体力維持

一生懸命学んだスポーツ技術と、汗を流し獲得してきた体力や筋力は、テスト勉強をがんばったり、ケガの不可抗力でムダになってしまうのでしょうか。

スポーツ技術は、まさに一生の宝になる

少し大げさかも知れませんが、幼少の頃から、もしくは部活動で大汗をかいて学んできたスポーツ技術は、一生の宝になると思います。

それは、成長期の最後に近づく中学生という時期に学ぶ、スポーツ技術であり、高校や大学で学ぶ物とは、また、違うからです。

この成長期に学ぶスポーツ技術は、幼児期から中学生時期に習ってきた運動やスポーツをいいますが、まさに身体を内側から作る時期でもあり、その時期には、指先までの細かい神経や内蔵までも発達していき、

身体の使い方から、手首や指先といった細かい動作までも、身体自体が覚えていくのに適した時期ともいえるのです。

小中学生には難しく感じるかも知れませんが、普段の練習を、繰り返し練習することで自然と覚え、そして身体も、それができるように成長していく、

例えて言えば、食事をする時のハシですが、今でも食事をするたびに、どうやってハシを持とうか考えていますか?

そう、身体の方がハシの持ち方を覚えているので、ただハシをつかむだけで、食事ができる持ち方に変えてくれるのです。

これは、繰り返したことによる技術の習得ですが、スポーツ技術にも同じことが言え、いろんなスポーツにおける反復練習は、このためにあり、

試合当日でも、普段の練習と同じように、技や技術が使える、考える前に身体が動けるように行っているのです。

当然、幼少の頃から習い事を始めた場合と、中学生の頃から習い事を始めた場合では、その差は出てきますが、習得した技術は、少し期間を空けたとしても、簡単に忘れるような物ではなく、

たとえ頭で、どうだったかな?と思ったとしても、身体ではしっかりと動けるものです。

なので、中学生のテスト期間くらいでは、心配するほどのものではなく、高校受験に向けたテスト期間でも、同じく問題はないでしょう。

体力維持ができる期間はどれくらい?

これは、その維持している状態にもよりますが、実際には3ヶ月から6ヶ月かけて、トレーニング前の状態に落ちていきます。

維持している状態とは、普段の生活はしている状態、トレーニングまではいかないが軽く汗を流している状態、ケガなどで普段の生活もまともにできない状態など、身体を動かしているかどうか、あと、年齢なども関係してきます。

トレーニングの様子を思い出してもらえると分かりやすいのですが、少しづつ高負荷、少しづつ時間を増やしたり、縮めたりしていく、

トレーニングの種類にもよりますが、いきなりハードルを上げたりはせず、徐々に身体のレベルを上げていくトレーニングが、身体つくりの基本にありますので、一気に身体の体力や筋力が衰えていくことも無いのです。

ただ、なら3ヶ月は何もしないで大丈夫。ではなく、

普段しっかりとトレーニングしている人ほど、2週間から1ヶ月以内でも、体感的に体力が落ちているのは実感できると思います、あまり空けずに、トレーニングに戻るのが良いでしょう。

それでも、どうしても時間をかけてトレーニングができない場合のため、超短時間でも筋力を維持するための方法ですが、「高負荷トレーニングにおいては、高負荷を保ったトレーニングほど、筋力の低下は少ない」ことが証明されているので、

時間が無い分、高負荷のトレーニングを数回だけ行うというのもありで、回数を減らして、通常5セットやっていれば2セットくらい、通常3セットなら1セットでも、そのセット数に限っては真面目にやれば、テスト期間で、まともなトレーニング時間が作れなくても、短時間で、維持に必要なトレーニングはできてしまうのです。

ですが、中学生時期は、やったらやった分だけ、体力も技術も習得することができる、大切な時期です。

トレーニングできない期間が過ぎたら、すぐにトレーニングを再開し、上を目指してがんばりましょう。

まとめ(試験やケガで練習できない!今までの練習はムダになっちゃうの?)

中学生時期は、テストに勉強にと、とても大変な時期と言われています。

ただ、高校や大学、大人になっても、そういう大変な時期はあり、人生で最初の大変な時期なので、よく言われているのでしょう。

違うのは、大変だけど、とても羨ましい時期でもあるからではないでしょうか。

成長期と重なる時期で、がんばった分だけ、すべて自分の物(身体)になる。

習ってきたスポーツも含めて、続けられるのであれば、指導者の1人として、高校や大学へ進学しても、続けてほしいいものです。

子供の頃の多少のロス(テストや勉強のためにトレーニングできない期間)は、そこまで心配するような期間ではないので、勉強や部活動、習い事など、やる時にはやる!で、しっかりと取り組み、良い成績と良い思い出を作れるようにしていきましょう。

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