筋肉痛で身体が痛い、いいの?悪いの?痛みを軽減する方法ってあるのかな~

強くなりたい。上手くなりたい。

がんばって練習すると、ぶつけた訳じゃないのに、身体中が痛かったり、身体を動かそうとすると痛みがあったり、あまり動かせないことって、ありませんか。

その、痛みがある部分を確認すると、それは身体の「筋肉」と呼ばれる部分ではないでしょうか。

一生懸命練習すると、たいていのスポーツ競技なら、身体のすみずみまで、手・足の指先から、手首、足首など含め、腕や足、首など全身の筋肉を使うと思います。

筋肉は、しっかりと練習することにより損傷し、休養して回復する時に、より強い筋肉へと生まれ変わる性質を持っていますが、この損傷した状態が、筋肉の炎症であり、痛みを感じる状態なのです。

筋肉は、身体を動かすための筋肉だけではなく、生命を維持するためにも必要で、心臓を動かしている心筋や、血管や内臓をおおう平滑筋など、人間の様々な部分に使われています。

筋肉痛が発生する筋肉は、スポーツ競技において、全身の身体を使うための筋肉、骨格筋で起きますが、筋肉痛も筋肉が成長するために必要なものなのです。

筋肉痛を知って、より強い自分になれるように、がんばっていきましょう。

この記事で分かることは・・・

  • 筋力トレーニングにおける、筋力増加のメカニズムは、より強い筋肉へ作り変えること
  • 筋肉痛は、負荷がかかり痛んだ筋肉が、より強くなるためのもの
  • ストレッチや、栄養と休息が、痛みを緩和し、修復を早める

なぜ?筋肉痛は起こるのか?

筋肉トレーニングなどして、起こる筋肉痛は痛いだけ?、しばらくしてから痛くなる場合もあるけど、違いはあるの?

筋肉痛は、筋肉が成長するためのもの

「練習をがんばったら、普段よりも身体中が痛んで、身体を動かすのがつらい。」

痛んで大変だけど、それは、とても、がんばった証拠なのです。

筋肉を普段以上に使うと、筋肉の繊維である筋線維が、少し裂けたりして損傷しますが、裂けるといっても、休んで寝るなど休養をすれば治る程度、

しっかりとした食事で栄養を取り、夜ふかしなどせずに、きちんとした睡眠時間を取ることで、筋肉もゆっくりと休ませることができます。

そして、治る過程で、裂ける前の筋肉よりも、少し強くなった筋肉へと成長しながら治っていきますが、それを超回復と呼び、がんばった分だけ、強くなれるのです。

超回復で、昨日よりも今日、今日よりも明日の自分が強くなれるように

超回復とは、筋肉が成長するための原理です。

左手の親指と人差し指で輪を作り、それにつながるように、右手の親指と人差し指で同じく輪をつくってみて下さい。

引き離そうとしても離れないのを、筋肉の筋繊維に例えます、そして、がんばった練習をすることで、その筋線維は離れてしまいますが、その状態を、筋肉の筋線維の損傷、裂けた状態といえます。

次に、左手の親指と人差し指に加え、中指も入れて輪を作り、同じく、それにつながるように、右手でも、親指と人差し指、そして中指で輪を作ってみてください。

親指と人差し指だけの筋線維の時よりも、強い筋線維はできましたか、超回復によって成長することで、より強い筋線維になることができました。

そして、それでも離れた場合、薬指も加えたり、そのあとは、5本の指全部ですが、持ちにくいので、電車のジョイント部分みたいに、指を曲げた状態のかぎ爪みたいにつなげると、かなり強力になったのではないでしょうか。

これが、身体の腕や足といった、筋肉の中の繊維という、細かいところで起きている超回復作業です。

しっかりとした練習は、ただの痛みではなく、強くなるために、身体もがんばっているのです。

痛みがすぐに起きたり、翌日になってから痛むのは何で?

練習後の身体の痛みは、練習後すぐに起きたり、翌日になってから痛みだしたり、時には、翌々日くらいに痛みが出たなんてことも聞きますが、なぜ、違いがでてくるのでしょう。

よく、若い人ほど、すぐに痛みが出て、歳をとってくると次の日や翌々日になってから、痛みが出るなんてことも、聞きますが、年齢によって時間の差があるのかどうかは、本当のところは分かっていません。

現在は、練習による強度の差とも言われたり、筋肉痛の種類の違いであり、

筋肉痛の種類では、即発性筋痛が激しい運動や強い負荷によって、血の巡りも悪くなり、痛みが早く起きたり、遅発性筋痛が筋肉の本来のちぢむ動きとは逆の、伸張性の運動によって、痛みが出てくるため後から痛みだす、

また、練習による強度の差では、若い人ほど、より強いハードな練習ができるが、年齢を重ねると、自分からセーブしてしまうので、痛みが出てくるのも、それほど出てこないなど言われていますが、

もし、小学生や中学生で、筋肉痛があまり起きないのであれば、練習量や練習負荷が、少し低めなのかも知れません、身体の方が余裕なのでしょう、もう少し、ハードな練習でも耐えられるはずですよ。

筋肉痛からの回復と疲れにくい身体

筋肉痛が起こるものなら、早く回復したり、疲れにくい身体になりたいもの、効果的な方法はあるのでしょうか。

血流を良くすることと、ストレッチが回復の鍵になる

筋肉痛が起きたら、少しでも早く治したいものですが、そんなときに、一番簡単で効果的な方法は、練習後にお風呂に入り、痛みの大小に関わらず、筋肉をよく揉みほぐすことです。

シャワーではなく、お風呂に入ることで、血行が促進され、筋肉も柔らかくなり、回復も早くなる。

この血行促進や、筋肉を柔らかくする作業は、ストレッチやマッサージの効果の代替え効果なので、逆に言うと、練習前にストレッチやマッサージをすることで、ひどい筋肉痛などの予防にもなります。

バランスの取れた食事が重要

しっかりと、身体の中から治す意味でも、食事は重要で、炭水化物やタンパク質、ビタミンB1やビタミンDなど、普段の食事からも、積極的に摂りたいものです。

疲労回復効果もある、タンパク質は、肉、魚、大豆、卵や乳製品などで、意識して摂取することで、身体つくりの元にもなる。

筋肉痛の時には、しっかりと休養する

やる気が高く、休んでいる時間がもったいない。もっと練習がしたい。

もしくは、筋肉痛の時に練習すると、もっと効果がある?と思うかも知れないが、筋肉痛の時にはしっかりと休みましょう。

筋肉痛は、筋線維が損傷している状態です。その状態で練習しても効果があるばかりか、治りが遅くなったりするだけです、

もし、練習を毎日やりたいなら、それが筋肉トレーニングなら、上半身のトレーニング日と下半身のトレーニング日を交互に入れるなど、筋肉痛が起こるのをずらすようにすると、

片方を休ませている間は、片方のトレーニングをするようにすることもできるでしょう。

ただ、しっかりと身体を休ませることも、重要なことですよ。

まとめ(筋肉痛で身体が痛い、いいの?悪いの?痛みを軽減する方法ってあるのかな~)

つらい筋肉痛も、日が立つと痛みが段々と引いてきます。また、同じ強度の練習を続けていると、今度は逆に筋肉痛もあまりしないようになってきますが、それは、身体が強くなり、その練習量が普通になってきた証拠なのです。

筋肉痛はつらい時もありますが、今、その時に、身体がレベルアップしていると、感じとれる部分だと思えば、多少は楽になれるのではないでしょうか、

しっかりとした練習をして、しっかりとした食事と休養、鍛えたら、栄養を摂って、休ませる。

練習も大切ですが、この、休ませることも、同じくらい重要なことなんです、ただ、適度な休みであり、休みすぎると休みグセや、気持ちが休みモードに入ってしまうので注意が必要です。

今まではできなかったレベルへ、少しづつですが、確実に成長しています。

がんばった分だけ、自分自身の身体は答えてくれます。

ただ、無理な練習や、度を超えた練習、危険な練習だけはしないように、一歩づつ、がんばっていきましょう。

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